やや復帰

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昨年(2025年)5月に倒れまして、緊急手術ののち3カ月入院しました。それから家に帰り、今は仕事にも復帰しています。現在体調は特に悪いところはありませんが、若干後遺症があります。また健康管理は以前より気を遣っています。活動は精神的に元気が出ないというか、人生の捉え方が変わったことと、心身の健康を優先しているため、以前やっていたうちの一部だけやるようにしています。

入院していたのはわずか3カ月だったのですが、自分の変化が大きかったこともあって、その間に大きく社会は「嫌な」方向に進んだと思いました。日本では国政選挙がありましたが、対立を煽るデマが選挙を支配するようになりました。わずか2週間の選挙期間では、広まったデマに対処する時間などなく、人々が振り回されるようになりました。人々は目の前の刺激的な言動に振り回され、選挙をするたびに世の中は悪くなっていくような気がします。

ネット、スマホなど、技術の発展はめざましく、生活は便利になりましたが、世の中がそれで明るくなったとは言い難いと思います。便利な道具を持っても、使いこなす前に次の技術が出てきて、道具に振り回されている気がします。その最たるものがAIだと思います。AIは、人間がこれまで生み出してきた数多の道具とは、全く異質なものです。ただ単に部分的に私たちの生活が便利になるというものではなく、人間存在そのものを問う発明です。そしてAIが誕生したこの先の未来は、暗いものになると考えています。でも多くの人は、AIに個人的なことも色々と相談して、心のよりどころにしているようです。相手はネット回線を流れる、または半導体を行き来する電子の流れなのですが、それはそれでいいのかな、と思います。

もともと人も、宇宙のチリが固まってできたに過ぎません。考えてみれば人体も限られた数の物質から出来上がっており、それが色々と「考え」と呼んでいるものをめぐらせたり、「感情」とされるものを表現しているだけのことです。出てきたばかりのAIよりも人間(生物)の方が若干先に進んでいるというだけのことであって、AIの進歩のスピードを考えれば、この程度の差はすぐに埋まるでしょう。やがて、ロボットに組み込まれたAIとヒトの差は、生物的な方法で生殖できるかどうかというだけになると思います。

そのうち、人口減少に悩むホモサピエンスは、その脳内に収められた記憶という名のコンテンツをAIに移植して、AIロボとして生きるようになると思います。そうすれば人口減少に悩む必要はありませんし、死の恐怖からも逃れることができます。人口減少を自分たちだけではどうやっても解決できそうにない「日本」が生き残る道としては、有効なのではないでしょうか。私は、個人的には「死ねない世界」を見たくないので、そのような世界が来る前に死にたいと願っています。

そのような技術の進歩より、社会制度の進歩ははるかに遅いものです。最近は後退しているとさえ思います。一例として、国連に代表される国際社会の枠組みは、改善されるどころか破壊されています。それは極めて特殊なアメリカ大統領一人の責任なのでしょうか? いいえ、そのような大統領を望み、2度までも権力の座につかせた一般の人々が望んだことです。それは別の国の出来事で、自分の国は違う、と思うかもしれませんが、どの国も似たようなものです。あの大統領の存在は、ホモサピエンスの限界を如実に表していると思います。

テクノロジーはどんどん良くなりますが、それを使いこなす人間性は、非常に遅くしか成長していません。昔は技術の進歩のスピードがそれほど速くなかったのでまだよかったのですが、今は技術進歩のスピードが速すぎて、人間性との差は開くばかりです。これでは戦争はなくならないどころか、AIを相互に活用し合って、より凄惨な殺し合いを繰り広げるようになるでしょう。ですから、私は人間性の向上によって、また法や教育や相互依存によって戦争を抑えようとすることはやめました。戦争を起こそうとする勢力を、武力を持って抑え込むことが必要だと思います。そして、最終的には各国・勢力が個別に保持する軍事力を禁止することが最終的に求められていると思います。



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