注:本記事は2018年のリニューアル前の内容になります。
1945(昭和20)年3月10日の東京大空襲を中心として、東京の一連の空襲被害の資料が集められている資料館が「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都江東区)です。このセンターは唯一の東京空襲(東京の一連の空襲を指します)専門のセンターで、民営です。
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建物の前には当時の防火用水桶や、空襲を象徴するオブジェがあります。当時の人の息遣いや、悲しみが迫ってくるようです。
それほど広くはありませんが、中は東京空襲の実態を示す様々な資料が展示されています。実際に落ちてきた焼夷弾、絵画、統計資料、被災された方々が身に付けていたもの、学童疎開の資料などなど。
また、東京大空襲関連の資料・本も販売しています。私は2冊買いました📚
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このセンターは民営と先に書きましたが、元々は公営にするべく運動をされていたそうです。しかし、東京都は公営施設の設立を断念。仕方なく、民営として運営されています。
これまで集められた豊富な資料があるので、東京空襲の様子はよくわかります。しかし、広島平和記念資料館と比べると、展示施設としては小規模であり、見せ方もまだまだ良くできると感じます。原爆に劣らない被害を出した東京空襲が、このままでよいのか、という思いが強く沸き起こってきます。なぜ公営化ができなかったのか(東京は財政が一番豊かな自治体なのに)、今後掘り下げて本ブログで改めて紹介したいと思います。
また、都営の施設では、両国駅近くにある「復興記念館」(都営横網町公園内)と江戸東京博物館の中でも東京空襲の展示があります。これらも見応えはありますが、「全体の展示の中の一部」となってしまっているのは残念です。
センターの詳細情報は以下のHPからご確認ください。
〒136-0073 東京都江東区北砂1丁目5-4
TEL 03-5857-5631
FAX 03-5683-3326
アクセス
▼JR「秋葉原駅」中央改札口を出て左の2番バス乗り場から、
都バス《葛西駅行き》(秋26)で35分、「北砂1丁目」下車2分
▼都営地下鉄新宿線「住吉駅A4出口」、または「西大島駅A1出口」から、徒歩18分
▼東京メトロ半蔵門線「住吉駅B1出口」から、徒歩18分
など。詳細はHPでご確認ください。
photo: owner
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