明けましておめでとうございます。管理人です。
2017年もあれよあれよという間に終わってしまいました・・・汗
今年もどうぞよろしくお願いします。
新年初投稿ということで、2017年のアクセス実績、特に最も売れた太平洋戦争関連の書籍と、読まれた記事をご紹介します。分析の対象は、「太平洋戦争とは何だったのか」(以下ウェブサイト)と本サイト「【別館】太平洋戦争とは何だったのか」(以下ブログ)です。
1.書籍売れ筋ランキング
ウェブサイトとブログでは、太平洋戦争に関連する様々な本を紹介しています。それぞれの本はリンクをクリックするとAmazonまたは楽天で購入できます。ここでは、2017年に二つのサイト経由で売れた本のうち上位のものを紹介します。
◇第3位
沖縄戦での子ども兵「護郷隊」を描いたアニメが3位となりました。中学生など、登場人物たちと同年代の子どもでも十分に分かる内容です。大人が読んでもかなり読みごたえがあります。
◆掲載ページ:沖縄戦―少年ゲリラ部隊「護郷隊」
また、同率で開戦直後の「マレー沖海戦」を解説する本が3位となりました。このシリーズは1990年代に発刊されたもので少し古いですが、太平洋戦争の主な戦いの様子が手に取るように分かります。詳しく、かつ手軽に各戦闘の裏側を知りたいという方におススメです。
「大捷マレー沖海戦 (歴史群像 太平洋戦史シリーズ Vol. 2)」
◆掲載ページ:マレー沖海戦-戦争の概念を変えた作戦
◇第2位
第2位はソ連の満州侵攻に関する本になりました。著者は多くの本を執筆している作家の半藤一利氏。ソ連の満州侵攻があますところなく分かる一冊です。
◆掲載ページ:ソ連の満州侵攻(下)―絶望の満州から地獄のシベリア抑留へ
◇第1位
そして第1位は、第3位の「アニメドキュメント あの日、僕らは戦場で―少年兵の告白」の背景をより深く掘り下げた本です。少年ゲリラ部隊を組織・指導したスパイ養成機関「陸軍中野学校」の実態を徹底的に探る一冊です。
「僕は少年ゲリラ兵だった:陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊」
◆掲載ページ:沖縄戦―少年ゲリラ部隊「護郷隊」
上記以外にもウェブサイトとブログでは多くの太平洋戦争関連書籍を紹介しています。より深く戦争の歴史を知るために、ぜひ気になる一冊を手にとってみてください。
2.アクセス数(ページごと)
それでは、2017年に多く読まれた記事は何だったのでしょうか。ウェブサイトでは、次のような結果になりました。
トップは米軍の大型爆撃機B-29を解説した「日本を襲う銀色の怪鳥-B-29とはどのような飛行機か」でした。本土空襲や原爆投下の立役者となった爆撃機へ関心が高いことが読み取れます。
次は太平洋戦争全体の流れを紹介する「太平洋戦争の流れ―開戦前からの歴史をダイジェストで解説」でした。3位、4位、5位、そして10位は沖縄戦関連の記事が続きます。沖縄戦への根強い関心が表れているといえそうです。
6位のインパール作戦の記事「崩壊する戦線(3)―白骨街道「インパール作戦」(概要)」は7月25日公開と上記10位までの記事の中では最も後に公開された記事ですが、8月のNHK特集でインパール作戦の番組が放送された影響で一気にアクセスが集まりました。
そしてブログでは以下のような結果となりました。
ダントツ一位となったのは、従軍看護婦として沖縄戦に参加した女学生の物語「あゝひめゆりの塔」を紹介した記事「【映画】あゝひめゆりの塔(1968)/沖縄戦で女学生たちに課せられた悲劇の運命」です。この記事はウェブサイトの沖縄戦のページにリンクが貼ってあり、そちらからの流入が多くなったことがこのような結果に結びつきました。
その後は3名の方のインタビュー記事が続きます。具体的な人や活動への注目度が高いことが分かります。
3.アクセス数
最後に、両サイト全体のアクセス数を分析します。
ウェブサイト「太平洋戦争とは何だったのか」はこの1年で53記事増え、ページビュー(PV)は83,060ありました。月別にみると12月が16,307PVで最も多く、次が8月の16,056PVでした。
ウェブサイトの記事数
2017年末 | 2016年末 | 増減 |
111 | 58 | +53 |
参考までに2016年の実績をオレンジで示しています。ウェブサイトは2016年6月に公開しました。当初は検索エンジンの掲載順位も低く、アクセスが集まりませんでしたが、徐々にアクセスが集まるようになり、2017年6月(沖縄戦)、8月(終戦記念日)で爆発的にアクセスが集まりました。それによって検索エンジンの掲載順位が上がり、またSNSでも多く拡散されるようになり、その後もそれまでと比べると高いアクセスを維持しています。12月(真珠湾攻撃)はサイト公開以来で最大のアクセスを集めました。11月のアクセスが14,648と高水準ですが、タイミングも読まれた記事も真珠湾攻撃とは関係がなく、理由はよく分かりません。おそらく突発的なSNSの拡散によるものと思われます。
2017年の記事数は2016年と比べ約倍になっていますが、アクセス数はそれよりもはるかに大きい伸びを示しているので、検索順位の向上の寄与の方が記事数の増加よりもPV数増加の原因としては大きいと考えられます。
続いてブログですが、ブログの方は2017年2月にオープンし、これまでに43の記事を公開しました。
ブログの記事数
2017年末 | 2016年末 | 増減 |
43 | 0 | +43 |
ブログの方のPV数は昨年のウェブサイトとほぼ同じレベルでした。8月が一番多く、次は11月という結果になりました。
公開後の月数で比べると、10か月目(2017年12月)のブログのPV数は673であるのに比べ、ウェブサイトは1,483(2017年4月)と、ブログのアクセスはウェブサイトのようには伸びていません。この大きな理由として、太平洋戦争の基本的な内容を解説するウェブサイトに比べ、ブログはより踏み込んだ内容が多く、検索ニーズが相対的に低いためと考えられます。また、2017年はウェブサイトとブログを並行して進めたため、まだブログの記事がそれほど増えていないことも理由として考えられます。
2017年のウェブサイトおよびブログの実績は以上です。
今年はよりいっそう、分かりやすく深い内容の記事をお送りしていきます。
本年もどうぞよろしくお願いします(*^_^*)
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